昭和34年1月16、17日 1 アリアとガヴット(バッハ) |
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定期演奏会 | |||
5月30日 7時 |
高知市中央公民棺 | 1 喜歌劇「こうもり」序曲(ヨハン・シュトラウス) 2 交響曲第3番「スコットランド」(メンデルスゾーン) 3 管弦楽のための舞踊音楽(塚谷晃弘) バレー曲現代の神話より 4 水上の音楽 組曲(へンデル作 ハーティ編) |
出演 52名 人場者 950人 |
塚谷晃弘氏 大正8年3月東京に生まれ、東京大学経済科卒、新作曲派協会に所属し、作品にはフルートのソナチネ、現代詩曲集等がある。この作品は1954年の作である。 |
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トピックス 昭和34年10月2日 高知新聞より 演壇の中央で無毛の頭を輝かせながら(5回から)活躍していた、ティンパニの川田一枝さんが脳出血で倒れた。高響も第1回からのメンバーは古城会長と指揮者浜田氏だけとなり、楽団の維持に疲れが見えだした。32年春に最高の入場記録をつくったが、その後労音の出来たのがキッカケで、お客も漸減し団員の出入も激しく、古城会長も歳だので重荷を感じるようになったと言っているが、この歴史あるアマチュア楽団はどんな形でこの曲り角を乗り越えることだろう。 |
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定期演奏会 | |||
10月3日 7時 |
高知市中央公民舘 | 1 劇音楽 ロザムンデ 序曲(シューベルト) 2 交響曲第6番「田園」(ベートーヴェン) 3 交響譚詩(伊福部昭) 4 小組曲 子供の遊び(ビゼー) |
出演者 54名 |
「伊福部氏(昭和32年11月で紹介)の言葉」より この曲は第二次大戦中、蛍光質の研究に斃れた兄のため起稿。1943年春脱稿(札幌)。戦争拡大のため大編成が出来なくなったので2管持ち替えの小さなものにした。同年9月ヴィクター管弦楽コンテスト入選、東京交響楽団山田和男指揮で録音、初演は11月20日。日比谷公会堂で同楽団同指揮者により行なわれた。 尚伊福部氏は戦時中科学研究員として木材振動の研究をしていたが、放射線のため病を得て離職した。1946年東京芸大で管弦楽法を講したが1953年辞し現在に至っている。 |
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昭和34年10月13日 高知労音主催 セビラの理髪師(ロッシーニ) |
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RKCTV出演 | |||
10月22日 | 土電ホール 「土佐電鉄」の略 |
1 交響曲 第6番「田園」(ベートーヴェン) 2 交響譚詩(伊福部昭) |
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会長古城九州男氏は、文部省より文化功労者として表彰され、又34年度高知県文化賞を受賞された。 |