昭和36年(1961年)

赤岡町演奏会
3月4日  

1 交響曲第5番「運命」第1楽章(ベートーヴェン)
2 カマリンスカヤ(グリンカ)
3 ファンタジー(浜田善三郎編)
   ラ・クンパルシータ
4 森の水車外5曲

      指揮 浜田善三郎

 
定期演奏会
6月3日
7時
高知市中央公民舘 1 泥棒鵲 序曲(ロッシーニ)
2 組 曲 日本祭礼舞曲(清瀬保二)
    (1)速く優しく土俗的に
    (2)非常になめらかに、ゆっくりと
    (3)速く
3 交響詩 禿山の一夜(ムソルグスキー)
4 交響曲第9番ホ短調「新世界」より(ドヴォルザーク)
出演 50名 人場者 680人

清潮保二氏

大分県出身旧制松山高校中退後山田耕作氏に和声楽を学んだ。この曲は彼の作品中の優秀作の一つである。
田舎の神祭のお神楽を表現したもので三部より成る。尚この曲は清瀬氏が、特に高響のために作曲して下さったものである。

定期演奏会
12月3日 高知市中央公民棺

1 アルジェリアの伊太利人「序曲」(ロッシーニ)
2 交響曲「第8番」(ベートーヴェン)
3 交響組曲「野人」(渡辺浦人)
4 アンネンポルカ(ヨハン・シュトラウス)
5 円舞曲 南方のバラ(ヨハン・シュトラウス)
アンコール曲 マドンナの宝石(ヴォルフ・フエラーリ)

      指揮 浜田善三郎

渡辺浦人氏

1909年青森県生まれ。
東京府立豊島師範学校在学中同校管弦楽団にヴァイオリン奏者として加わり、後同楽団指揮者山本直忠氏に代って指揮者となる。後東京音楽学校選科に入る。一方山本氏に作曲指揮を学び1930年卒業。その後教職についたが創作活動に専念し「第3回国際民族音楽祭」に日本代表としてヨーロッパ各地を遊学した。日本民族音楽協会理事文部省音楽料検定委員等その他巾広い活動を行っている。「芸術は民族の原始性から出発することによって世界化する」という作曲態度である。

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