昭和32年3月9日 高新ホール
大阪放送交響楽団 高知放送局開局25周年記念演奏会 指揮 山田和男
1 交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン)
2 ピアノ協奏曲イ短調(グリーグ)
独奏 小柳芳子
3 交響詩「フィンランディア」(シベリウス)
創立25周年記念演奏会 | |||
5月18日 | 高知市中央公民棺 | 1 越天楽(近衛秀麿編) 2 交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン) 3 楽劇 ベール・ギュント第2組曲(グリーグ) 1. イングリッドの嘆き 2. アラビアの踊り 3. ベール・ギュントの帰郷 4. ソルヴェーグの唄 4 ジプシー男爵 序曲(ヨハン・シュトラウス) |
出演 53名 人場者1500人 |
高響25周年に寄せて(抜粋) 東京芸大教授 颯田 琴次 N響指揮者 山田和夫 |
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高知交響楽団の演奏を聴いて(高知新聞投書欄より) 東京都大田区 米沢了助(教員) |
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6月29日 午後6時半 |
市中島町商工会議所食堂にて、来賓の方々と共に25周年祝賀会を開く。 | ||
須崎市演奏会 | |||
6月21日 | 須崎市吾桑中学校講堂 | 1 交響曲 第5番「運命」(ベートーヴェン) 2 バグダッドの太守 序曲(ボアェルデュー) 3 セレナーデ(ハイケンス) 4 ハンガリア舞曲 第5番(ブラームス) 5 歌劇「カルメン」よりトレアドール(ビゼー) 指揮 浜田善三郎 |
後日同校生徒数名より感謝の感想文が送られてきた。 |
高知刑務所慰問音楽会 | |||
6月 日時不明 |
高知刑務所 | 1 ハンガリア舞曲第5番(ブラームス) 2 交響曲第5番「運命」第1楽章(ベートーヴェン) 3 「ジプシー男爵」序曲(ヨハン・シュトラウス) 4 小曲 ソルページの歌(グリーグ) 五ツ木の子守歌(浜田善三郎編) 森の水車(アイレンベルグ) セレナーデ(ハイケンス) |
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感想文2通(抜粋) (1) (2) |
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定期演奏会 | |||
11月23日(土) 7時 |
高知市中央公民舘 | 1 歌劇 後宮よりの逃走 序曲(モーツァルト) 2 交響曲 未完成(シューベルト) 3 土俗的三連画(伊福部昭) 1.同郷の女達(甚句の速度で) 2.ティンペ(アイヌ語の地名) 3.パッカイ(アイヌの唄) 4 舞踊組曲 白鳥の湖(チャイコフスキー) 第四幕 湖のほとり 1.第1景 2.ワルツ 3.白鳥の湖 4.ハンガリー舞曲 |
出演 1Vn11 2Vn9 Va3 Vc5 CB4 Pic1 F13 0b2 Cl2 Fg2 Hr4 Tp2 Tb3 Tub1 Tim1 Per4 賛助出演 Piano1 計58名 |
作曲者伊福部昭氏 1914年北海道釧路に生まれ、北海道大学林学科卒業後林野局勤務のため5ケ年間奥山探くアイヌ部落で生活した。1944年満州国新京音楽団に招聘された。1946〜53年の間東京音楽学校で作曲科教授を勤めた。門下に芥川、黛氏等を出している。作曲はチェレプニンが来朝したとき短期間、正規に近代管弦楽法と作曲法を学んだ外は殆んど独学で勉強した。作品は「日本狂詩曲」が、パリでチェレプニン賞第一席に入賞したほか名曲ばかりで、現在四曲各種国際的音楽祭で入賞している。コルサコフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフを崇拝し、ロシア民族音楽を手本とし、アイヌ音楽を基盤とした独特のリズムと旋律に、特異的性格を持つ新しいスタイルを築き上げた。 |